アフロディテと子猫に乾杯

愛しいものにはできるだけキスしたい

ドキドキさせる人




こんばんは。

明日は、マルタに留学している友人がフランスに遊びに来ているそうなので、一緒にランチしてこようと思っています。日本では2年半一緒に授業を受けていたのに、会うのはほぼ1年ぶり。なんだか緊張しちゃいます。




彼女が存在しなかったはずの景色に、わたしが1人でやってきた街の景色に、慣れ親しんだ彼女が加わるの、なんだか不思議な感じ。そんなこと言っておいて、めちゃくちゃ楽しみにしている自分がいます。


だって今日、
うちには来ないのに部屋の大掃除して、
新しいシャンプーで髪を洗って、
しばらくサボってたボディクリームも塗って、
ネイルも新しく塗って、
おいしいレストラン探して、
天気予報調べて、
明日の服装考えて、
靴下まで熟考して、
ってやってたんですよ。
デート前の彼女じゃん。
同性の友達だよ。




誰が来てもこうなったかと言えば、そうでもない気がします。彼女が来るから、わたしはこれだけ気合を入れて準備をしている、気がする……




彼女を筆頭に、大学の友人は、オシャレで知的で洗練されていて、とにかく前向きな子達が多いです。じゃあ、そんな緊張した雰囲気を作り出すのかと言ったらそうでもなく、普段は馬鹿みたいなことやってるし、彼女たちと話してるとお腹痛くなって涙出るまで笑うんですけど、会話の節々からインテリジェンスな感じが伝わってくる…まぁ、とにかく魅力的な子達なんです。

そういう子達と会う時って、なんだか自分もオシャレにしたいし、ドヤ顔でおいしいレストラン教えてあげたいし、良い意味で見栄を張りたくなる。服装も、パリッとしたかっこいい感じを着て、彼女達の空気感に馴染みたくなります。



高校の友達は、お上品で優しい子が多いから、自然と言葉遣いに気をつけてしまうし、みんなふわふわしているから、わたしも喋り方がのんびりになる。春の陽だまりみたいな、ぽかぽかした雰囲気で満たされます。服装も、パステルカラーのワンピース、みたいな可愛い系を選んでしまいがち。


小学中学の友達は、それこそ付き合いの長い気の知れた子達ばかりなので、地元の居酒屋とかにラフな格好で集まります。なんなら、駅のベンチやコンビニの前でもずっと話し続けられるし、話し方がくだけてしまう。笑




そんな感じで、何が良いとか悪いではなく、なんとなく会う人に合わせちゃう、みたいなのないですかね?私だけ?無意識のうちに人によってTPOを細かく合わせてしまっている、みたいな……


「類は友を呼ぶ」なんて言葉もありますし、友人って自分を映す鏡だなぁ、と思います。自分のかもし出す雰囲気に合った人が、自分の周りに集まって来る。そうして、自分の世界が作られていく。
それこそ、留学で出会う日本人の友人というのは、日本にいた頃のように自ら「合う子を選択して作った友達」ではなく、たまたま同じ場所に来ていて同じ国籍だから集った仲間みたいなもので、日本にいたら絶対にグループが違うだろうなぁ、なんて子達と出会えたり、新しい価値観を知れたりするのが素敵なことだなぁ、と思います。まぁ、同じ国の同じ地域を選んでいる時点で、多少もともと何か合う素養もあったのかもしれませんが。笑





それにしても、会う人に対して「頑張って準備しよう、オシャレしよう!」と思わせる子って、すごいと思いませんか?裏を返せば、普段その子はすごくオシャレで、いろいろな店を知っている…もしくは、良いお店を教えた時の反応が素敵だから、頑張って準備したくなっちゃうわけで。(彼女は前者です。)センスのいい彼女を満足させるランチタイムにしたい!と思います!