アフロディテと子猫に乾杯

愛しいものにはできるだけキスしたい

フランス人とビズーと国際恋愛

フランス人と付き合っている日本人、というのは私の住む北フランスの街でもよく見かけます。フランス人って日本へのイメージが基本的にポジティブですよね。同じ東アジア人の中国人とフランス人のカップルや夫婦もよく見かけますが、なぜか韓国人は韓国人同士でお付き合いしているカップルが多いイメージ。フランスでのK-POP人気はすごいし、韓国人と付き合いたがってるフランス人はよく見かけるのに、なんでだろう。


どの国籍とか関係なく、結局恋愛なんて個人によるものだとは思いますが、国際恋愛に夢見る日本人がフランスに来て、それを叶えることは少なくないと思います。
「日本で彼氏がいたことなかったけれど、フランスではじめての彼氏ができた。」という方にもよく出会いますね。ライト兄弟によって飛行機が発明されてから早100年、お金と時間さえあれば海外へ行くことも容易な昨今、日本にとどまらず世界で出会いを探してみるのも良いことだと思います。




愛の国、フランス。
男性も女性も愛情表現が本当に豊かで、いつも褒めてくれるし、ビズーやハグをしてくれるし、これは私の周りだけかもしれないですけど、お姫様抱っこをめちゃくちゃしてくれます。フランスに来て8ヶ月、もう男女含めて5人くらいにお姫様抱っこされています。男女含めて、ですよ。女の子にもされるんですよ。力持ち。テンション上がるとしちゃうみたいです。



恋人がいるいないに関わらず、これだけ愛に溢れた国で生きていると、日本に帰国した時に少し寂しいと感じるだろうなぁ、と思ったり。
フランスには Bisous(ビズー) と呼ばれるあいさつでチークキスをする習慣があり、出会い頭と別れるときに毎回します。大人数いたりすると、全員にしなければいけないので、ずっとあちこちでチュッて聞こえてくるんですよね。だから「よし帰る!」となってもしばらく時間がかかるんですけど、リップ音が溢れるビズータイムは、すごく愛に満ちていて大好きな光景です。






また国際恋愛の話に戻りますが、残念ながら学生同士の国際恋愛で長続きしているカップルはあまり見たことがありません。長続きしているカップル達は、社会人の場合が多いです。少なくとも大学は卒業している方達。同棲していたり、結婚が前提になっていたり、もうフランスで働くぞ!と覚悟を決めてフランスに来ている方だったり。半年から一年で帰国してしまう留学生と、現地フランス人の国際恋愛はなかなか続かない。まだ仕事もなく、若く、遊びたい盛りの学生達にとって、今後が見えない国際遠距離恋愛を続けるのは難しいのでしょう。



そういうわけで、国際恋愛していても、帰国後別れてしまった人の方が圧倒的に出会うのですが、みんななんだかんだ良い思い出、青春の1ページ、として心に刻んでいるみたいです。フランス人との国際恋愛は、ロマンチックで映画のようだったとよく聞きます。個人的に、勉強も仕事も大切だけれど、恋愛も人生をうるおす大切な要素のひとつだと思うので、フランスでぜひ日本とは違った甘ったるい恋愛を経験するのもいいんじゃないかなぁ、と思います。